「カナダのレストランで働く予定があるけど、接客英語に不安しかない。レストランで仕事はゲットしたものの、英語で接客できる自信がない。簡単で万能な接客英語を知りたい。」

そんな皆さん、安心して下さい!
I GOT YOU!!

本記事では、英語力ゼロでカナダに来て、計4つのレストランで働いてきた僕が、英語力がなくてもこれだけ覚えていたら何とかなる「レストランでの万能接客英語」を徹底紹介していきます。

この記事は次のような人にオススメ!

・レストランでの最低限の接客英語を知りたい!

・実際のカナダのレストランの接客の感覚を掴みたい!

・レストランでの接客で使える便利な英語表現集が欲しい!

僕自身、英語力がほぼ無い状態でレストランで働き始めたため、何を言えばよいのか、どう伝えればいいのかが分からず、本当に苦労しました。

もちろん、働き始める前は他のサイトやYOUTUBEで「レストラン 英語で接客」と調べましたが、どれも難しく複雑で中々うまく出来なかったのを覚えています。

従って、本記事では出来るだけ簡単かつ万能なレストラン接客英語を流れに沿って優しく解説していきます。
また、日本人がカナダのレストランで働くにあたって必ず知っておくべき「日本とカナダの接客スタイルの違い」についても冒頭で説明させていただきますので、是非参考にしてください。
(お急ぎの方は、以下より「レストランでの簡単かつ万能な接客英語」まで飛んでください)

以下が今回紹介する内容です。

Contents

日本人がカナダのレストランで働く際に知っておくべき2つの事

以下より、日本人に意外と知られていないカナダと日本のレストランの違いについて紹介していきます。

カナダのレストランは英語以前に接客スタイルが違う

日本人がカナダのレストランで働く際に一番重要なことは、「接客のスタイルを理解する」ことだと、僕は思っています。

なぜなら、日本の接客スタイル(お客様は神様・お願いの99%は受ける)を軸にしたままカナダのレストランで働くと、文化的背景やお客様の期待が異なることにより、お客様に自分の意図していない印象を与えることが多々あるからです。

説明するのが難しいですが、簡単に言うと、やってられません。

以下が、日本とカナダのレストランでの接客の違いです。

日本とカナダのレストランでの接客スタイルの比較

特徴日本のレストランのスタイルカナダのレストランのスタイル
接客のアプローチ予測的で控えめ(お客様が何を必要としているかを先読みして対応)反応的でカジュアル(お客様の要求に応じて対応)
顧客との関係一定の距離を保ち、非常に丁寧な対応フレンドリーでリラックスした雰囲気、カジュアルな対話
コミュニケーション会話が少なく、非言語的なコミュニケーション(うなずきや微笑み)が多い直接的でオープン、積極的に会話を楽しむ
サービスの提供細やかなサービスと気配り(例:こまめにお茶を注ぐ)効率と個々の好みに対応(例:ウォータージャグをテーブルに置く)

もちろん、日本のようなお客様に奉仕するような接客も人によっては好まれますが、しなくていいことを自分を犠牲にしてまでするのは日本の文化が過ぎます。また、お客様も望んでいないことが多いです。

従って、接客時の軸はカナダに合わせた上で、自分のスタイルを見つけましょう。

お客様に対しては、カジュアルに友達の先輩に良い印象を与える時の感じで、そんなに、気張らなくても大丈夫です!

カナダのレストランでは役割が明確化されている

もう一つの違いは、カナダのレストランでは従業員の役割が明確に分かれていることです。

役割には、サーバーフードランナーホストサーバーアシスタントバーテンダーが含まれます。
(レストランの種類・規模によってはフードランナー・サーバーアシスタントがいないレストランもあります)

役割ごとの詳細を見たい方はここをクリック!

サーバー (Waiter/Waitress) 
役割: お客様の注文を取り、料理や飲み物を提供。メニューの説明や食事の推薦も行う。
特徴: お客様との直接的なコミュニケーションを担当し、サービスの顔として活躍。
    
②フードランナー (Food Runner)
役割: 調理された料理をキッチンからお客様のテーブルまで迅速に運ぶ。
特徴: 効率的な料理の提供を担い、サーバーの業務をサポート。
    
③ホスト (Host/Hostess)
役割: レストランの入り口でお客様を迎え、席に案内。予約管理も担当。
特徴: レストランの最初の印象を形成し、お客様の満足度を高める重要な役割。
  
④サーバーアシスタント (Server Assistant)
役割: テーブルの清掃、食器の片付け、水の補充などを行う。
特徴: 裏方としてサーバーの効率を高め、滞りないサービスを支える。
   
⑤バーテンダー (Bartender)
役割: ドリンクの調製と提供、バーエリアの管理。お客様との会話を楽しみつつ、飲み物の選択をサポート。
特徴: バーカウンターでの対面サービスを提供し、お客様にリラックスした体験を提供。

従って、日本のレストランのような“気付いた人が行動する”という形ではなく自分の決められた役割をこなす感じです。

様々な違いにより、混乱してしまう人もいると思うので、以下にカナダでの効果的なレストランでの働き方をまとめました。

カナダのレストランでの効果的な働き方

1.自分の役割に集中する:  カナダのレストランでは、自分の担当する職種の業務に専念し、その役割を最大限に果たすことが期待されています。

2.チームワークを重視する:  他のスタッフと協力し、効率的なサービス提供を目指します。ただし、自分の主な業務を優先させることが大切です。

3.コミュニケーションを活用する:  不明な点があれば、積極的に上司や同僚に質問し、情報を共有することが重要です。

4.自分の業務範囲を理解する:  自分の役割と責任範囲をしっかりと理解し、それに応じて行動します。

日本とは異なるこのアプローチを理解し適応することで、スムーズに職場に溶け込み、効果的に働くことができると思います。

レストランでの簡単かつ万能な接客英語

以下からは、僕が二年弱のレストラン勤務から培ったレストランで使える万能接客英語を紹介していきます。

前項で説明した通り、ほとんどのレストランでは役割があるため、あなたが以下の全て対応することはほとんどありません。

時系列順に接客英語を紹介しているものの、横にどのポジションが対応するのかを記載しています。

自分の役割などを想像した上で、参考にしていただけると嬉しいです。

項目ごとに、より詳しい表現方法や単語なども紹介していますが、働いていくうちに自然と覚えていくので、最初は青色の文字のモノだけで十分だと思います。

レストラン接客英語①:入店時の挨拶(ホスト)

Hi, there. How are you doing today?  (こんにちわ。)

hi, there は「そこにいる人、こんにちは」という感じになりますが、「there」には特に深い意味があるわけではありません。

*カナダでは how are you doing?=こんにちわ だと思っていただいて結構です。
相手が、goodだけ返してくるときもありますし、good, you? などと聞き返してくることもあります。
その時は、I’m good, thanks!と返せば大丈夫です。(無視されることも全然ありますので気にしないでください)

Hi, there. How are you doing today?

Good, you?

Good, thanks!

レストラン接客英語②:人数の確認(ホスト)

For how many? (何名様ですか?)

*人数の聞き方はたくさんありますが、for how many?がシンプルで良いと思います。

#他の人数の確認で使える接客英語
For 2? 【For ○?と数字を変えるだけで結構です。】
Table for 2? 【上記と同じです。】

For how many?
(何名様ですか?)

For 6, please.
(6人です)

All right.
(かしこまりました)

レストラン接客英語③:予約の確認(ホスト)

Do you have a reservation today? (ご予約されてますか?)

*予約は英語で”reservation”と言います。

Do you have a reservation today?
(ご予約されてますか?)

Yes, I do.
(はい、してます)

Perfect.

レストラン接客英語④:待ち時間の案内から着席(ホスト)

④-1:予約がある場合

May I have a name for the reservation, please? (予約のお名前お伺いしても良ろしいでしょうか。)

~予約リストに名前があることを確認~

All right, your table is ready, so please follow me. (お席用意出来ましたので、席までご案内させていただきます。)

May I have a name for the reservation, please?
(ご予約のお名前お伺いしてもよろしいでしょうか?)

Yes, It’s KEG.
(KEGです)

Mr. KEG, Let me check it…
All right, your table is ready. Please follow me!
(KEGさんですね…確認させていただきます…
確認させていただきました。お席用意できてますので、こちらにお越しください)

”let A B” は「AにBをさせる」という重要な英語表現です。
 従って、“let me check ○○” は「○○を確認させて」という意味です。

④-2:予約なしだが、席が用意できる場合

No worries, we have some tables available.  (大丈夫ですよ、空いている席がいくつかありますので。)

~空いている席を確認~

All right, please follow me. (それでは、席までご案内させていただきます。)

I don’t have a reservation.
(予約してないです)

No worries, we have some tables available.
(大丈夫ですよ、空いてるお席ありますので…)

Awesome!
(ありがとうございます)

All right, pls follow me.
(こちらにお越しください)

④-3:予約していなくて、席がすぐに用意できない場合

④-3-1【待ち時間の案内】

I’m sorry, but we don’t have any tables right now, so it’s gonna be about 20 minutes wait… (申し訳ございませんが、空いてる席がございません。待ち時間は20分ほどになります。)

Would you like to wait? (お待ちになりますか?)

I don’t have a reservation.
(予約してないです)

I’m sorry, but we don’t have any tables right now. so its gonna be about 20 mins wait…
Would you like to wait?

(申し訳ございませんが、空いてる席がございません。待ち時間は20分ほどになります。お待ちになりますか?)

Yes.
(はい)

④-3-2【順番待ちの名簿に客の名前と電話番号を入力】

May I have your name and phone number, please? (お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか。)

*今は、店の入り口のタブレットに客主導で情報を入力して、テーブルが用意出来次第自動でテキストメッセージで知らせてくれるものもあるため、上記のようなやり取りがない場合もあります。

May I have your name and phone number, please?
(お名前とお電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか?)

Yes, KEG, and my number is 6476549870.
(はい、KEGです。番号は6476549870です)

④-3-3【席が用意出来次第連絡することを伝える】

All right, so we’re gonna call you when your table is ready.  (お席が準備出来次第、電話しますね。)

All right, so we’re gonna call you when your table is ready.
(お席が準備出来次第、電話しますね。)

Awesome, thank you so much!
(了解です。ありがとうございます)

レストラン接客英語⑤:挨拶+注文取(サーバー)

⑤-1:テーブルに挨拶

Hi, how are you doing guys today? (こんにちわ。)

My name is ○○, I’m gonna be a server for you guys. (○○です。本日、このテーブルを担当させていただきます。)

Hi there, how are you doing guys today?

I’m good, thanks.

My name is KT. I’m gonna be a server for you guys.
(KTです。本日、このテーブルを担当させていただきます。)

Awesome!

⑤-2:注文取り

Are you guys ready to order? or do you need a few more minutes? (ご注文はお決まりですか?それとももう少し時間いりますか?)

What can I get for you? (どうなさいますか?)

Anything for ○○? (○○はどうなさいますか?○○は大丈夫ですか?)

That’s it for now? (以上でよろしいですか?)

Are you guys ready to order? or do you need a few more minutes?
(ご注文はお決まりですか?それとももう少し時間いりますか?)

Yes, we are.
(はい)

Perfect, what can I get for you?
(どうなさいますか?)

Can I get a mac & cheese, please?
(マカロニチーズをお願いします)

Yeah, for sure. mac & cheese. Anything for drinks?
(もちろんです。マカロニチーズですね…何かお飲み物は大丈夫ですか?)

A glass of water, please.
(水お願いします)

Gotcha. so that’s it for now?
(了解です。では、以上でよろしいでしょうか)

Yes, that’s it for now.
(はい、以上で)

All right, I’ll be right back with your water.
(かしこまりました、水すぐお持ちいたしますね)

Awesome. thank you!
(ありがとうございます)

#【お客様にオススメを聞かれた場合】

Our most popular dish is ○○. □□ is also really good.  (一番人気は、○○です。□□もめっちゃおいしいですよ。)
*準備なしに級にオススメを聞かれると結構テンパります。そのため、テンプレのようなものを作っておくことをおすすめします。

レストラン接客英語⑥:料理の提供(サーバー/フードランナー/サーバーアシスタント)

Thank you so much for waiting. Here’s your ○○. (お待たせいたしました。こちらが○○です。)

Enjoy your dish!(ごゆっくりー)

Thank you so much for waiting. Here’s your mac & cheese.
(お待たせいたしました、マカロニチーズです)

Oh looks so good, thanks.
(美味しそう~ありがとうございます)

Enjoy your dish!
(ごゆっくり!)

レストラン接客英語⑦:料理提供後のテーブルのチェック(サーバー/フードランナー/サーバーアシスタント)

⑦-1:客の様子を伺う・コンタクトを取る

How’s everything so far?  (いい感じですか?)

Can I get you anything?  (何か入りますか?)

*so far には「今のところ、今までのところ」という意味があります。
 ”How’s everything?”だけでも大丈夫ですが、”so far”を付け加えるとこなれてる感があります。

How’s everything so far?
(いい感じですか?)

Everything’s great!
(はい、最高です)

Nice, can I get you anything?
(何か入りますか?)

I think I’m good for now, thanks.
(大丈夫です。ありがとうございます)

⑦-2:空の皿やグラスを下げる

Can I take any empty plates and glasses? (お済のお皿やグラス下げてもいいですか?)

*グラスが空の場合は、「Would you like any drinks?」(なにかドリンクいりますか?)とか「Would you like another one?」(もう一杯行きますか?)というのが聞けると◎です。

Can I take any empty plates and glasses?
(お済のお皿やグラス下げてもいいですか?)

Yes, please.
(はい、お願いします)

Would you like any drinks?
(何かお飲み物大丈夫ですか?)

Yes, another one please.
(はい、同じのお願いします)

Yes, for sure.
(かしこまりました)

レストラン接客英語⑧:お会計(サーバー)

(would you like) One bill or separate bills? (一緒にします?分けます?)

*ごくまれに、様子見で、勝手に請求書を持ってきて、払わせてくるレストランがありますが、大体はお客さんが「Can I get a bill, please?」とお願いしてきます。
その際の返しとして、上記で紹介した(would you like)One bill or separate bills?(一緒にします?分けます?)を使います。

One bill = 一つの請求書
 Separate bills = 各自が注文したものに対して個別に分けた請求書
 Split the bill equally = 均等に割り勘する
 

Can I get a bill, please?
(お会計お願いします)

Yes, one bill or separate bills?
(はい、一緒にします?分けますか?)

One bill is fine, thanks.
(一緒で大丈夫です、ありがとうございます)

レストラン接客英語⑨:最後の挨拶(全員)

Thank you so much guys, have a good one! (ありがとうございました、良い一日を!)

Thank you so much guys, have a good one!
(ありがとうございました、良い一日を!)

Thanks, you too!
(ありがとうございます!)


以上がレストランで使える万能かつ簡単な接客英語となります。

今回紹介した内容をいつでも見返したいという方は、以下にPDFを貼っておくので是非活用してください!

また、おまけでレストランで働く際に覚えておきたい単語集も貼っておきますので、参考に!

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。

序盤にお話しした通り、カナダと日本のレストランでの働き方はかなり違います。
従って、英語以前にそこを理解する必要があるでしょう。

また、レストランでの接客英語はやっていくうちに学ぶものです。
そのため、最初は最低限(今日紹介した青文字の部分)で大丈夫かと思います。

失敗を経験して英語も成長していきますので、どんどんチャレンジしていきましょう。

わからないことや質問があれば、上のCONTACTフォームから送って頂ければ、丁寧に回答させていただきますので、いつでも!

また、僕のブログでは、英語力向上のための隙間時間活用法TOP3【テンプレ有】レジュメの書き方をどこよりも優しく解説 などなど、留学生活・英語学習に役立つ情報を発信しています!

是非そちらもチェックしてみてくださいね。

それでは、ファイティン!

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